前回、職場を「ロケ地」と定義し、周囲を「キャラ」として捉え直した話を書きました。
ただ、この視点の転換には、メンタルを守る以上の「続き」がありました。
見方を変えてからというもの、会社は私にとって
人間関係や伝え方を学ぶ**「最高の実験場」**に変わったのです。
反面教師から「自分」を律する学びを得る
職場のキャラクターたちを観察していて、ある問いが浮かぶようになりました。
「自分も、無意識に同じことをしていないか?」
誰かの言い方がキツいと感じたとき。
以前の私は、ただ嫌な気分になるだけでした。
でも今は、その違和感を“鏡”として使います。
- 自分は、妻に同じような言い方をしていないか
- いない人の悪口を、軽いノリで口にしていないか
伝え方ひとつで、相手の受け取り方は180度変わります。
それは職場だけでなく、家庭という一番大切な場所でも同じです。
「今の言い方は良くなかったな」
そう反省し、次はどう伝えるべきかを考える。
会社での理不尽なやり取りさえも、
大切な人に優しい言葉をかけられる自分になるための修行
そう捉えられるようになりました。
「感情の損切り」という技術
心の距離感も、大きく変わりました。
今の私は、完全に一歩引いた位置から職場を見ています。
文句を言われたり、露骨に嫌な態度を取られたりしたとき。
以前なら正面から受け止め、イライラを溜め込んでいました。
でも今は違います。
感情が波立ちそうになった瞬間、こう判断します。
「この態度は、今の自分には必要ないな」
そして淡々と、他にやるべき業務に意識を戻す。
自分のエネルギーを無駄遣いしないための
これは、私なりの**「感情の損切り」**です。
給料をもらいながら「徳」を積む道場
会社に依存していた頃の私は、
周囲の言動に「反応」し、振り回されるだけの存在でした。
でも今は違います。
周囲を観察し、自分を改善する「主体」になっています。
- いない人の悪口を言わない
- 語気を整えて話す
- 失敗したら、素直に反省して次に活かす
そう考えると、会社は単なる労働の場ではなく、
**人としての器を広げるための「道場」**のように思えてきます。
しかも、給料をもらいながら。
物語の脚本を、より良く書き換えるために
環境をすぐに変えるのは難しいかもしれません。
でも、その環境にどう反応し、どう使うかという
**「自分の脚本」**は、今すぐに書き換えられます。
明日もまた、私はこの「実験場」に向かいます。
昨日より少しだけ、自分の言葉に責任を持てる自分になるために。
そして、自分の人生のハンドルを、
他人ではなく、自分の手で握り続けるために。

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