AIを触って、初めて自分が指示待ち人間だったと気づきました

砥石

正直に言います。
気づいたのは、工場で作業をしている最中でした。

手を動かしながら、AIでブログをどう書くかを考えていました。
そのとき、ふと重なったのです。

AIが自走する。
それは、自分たちのことではないか、と。


今の会社に入って、5年が経っていました。

指示されたことをこなす。
波風を立てない。
余計なことはしない。

いつの間にか、それが「仕事」になっていました。

転職してきた頃は、見様見真似でした。
理論も理屈もわからないまま、手探りで現場をこなしていました。

現場では本気でやっていました。
迷惑をかけるわけにはいかないからです。

しかし、それ以外の時間は、正直に言うと流していました。
——5年間。


そこに、自走する同僚が入ってきました。

会社の空気が変わりました。
周りがヒーヒー言い出しました。

朝の打ち合わせで、上司の指示が一度止まりました。
その同僚が、自分から段取りを修正し始めたのです。

私は、無意識に次の指示を待っていました。
何をすべきかではなく、何を言われるかを待っていました。

業務レベルの差が、そのまま出ました。
ついていけませんでした。

なぜこの人は自走できて、私はできないのか。

考えているうちに、見えてきました。

上司は、私に自走させなかったのではありません。
私に、自走できる実力がなかったのです。

だから、ストップをかけていた。

私は5年間、上司の手のひらの上にいました。
気づかないまま。

気づいたとき、すでに5年経っていました。


怒りはありませんでした。
むしろ、納得しました。

自分が上司の立場でも、同じ判断をします。
実力のない部下に自走させない。
当然の判断です。

しかし、その「当然」の中に、私は5年間いたわけです。


工場で手を動かしながら、AIのことを考えていました。

自律しているように見えて、設計者の枠からは出られない。
与えられた範囲の中で、精一杯動いている。

枠があることすら、知らない。

私も同じでした。

自走しているつもりで、上司の設計した範囲の中にいたのです。

一つだけ違います。

AIは、枠の外に出ようとしません。
私は、出ようとしているつもりでした。

その差が、5年分の空白になりました。


今、40歳で理論から学び直しています。

遅いのかもしれません。
それでも、納得した上で進めています。

みっともない現在地を、言葉にして残す。
今の私にできるのは、それだけです。


あなたにも、思い当たることがあるかもしれません。

自走しているつもりの日々。
しかし、誰かがあなたの動ける範囲を決めていたとしたら。

それを知ったとき、あなたは怒りますか。
それとも、納得しますか。

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■運営者プロフィール
40代会社員。家族構成:妻、子供1人、犬1匹。 将来への不安を抱えながらも、 仕事・家族・お金・生き方を見直すためにこのブログを運営しています。 同じように立ち止まっている人のヒントになれば嬉しいです。
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